筆耕

書道における連綿とは?

筆に墨を含ませて書き記す方法は中国をはじめとするアジア諸国で広まり、現在では日本などで趣味の一つである書道として知られています。

書道には独自の筆記方法があり、それらを習得することでより綺麗で見栄えの良い仕上がりにすることが可能です。連綿は書道の筆記方法の一種で、一筆で切れ目なく延々と書き続ける方法を意味します。

通常の書き方は文字の形状に合わせて、とめやはらいなどを行い、筆を紙から放します。しかし連綿は一度筆を紙に付けたら書き終わるまで放さないのが特徴です。そのため、連綿では独自の書体で書く必要があります。

連綿は古くから行われていた書道での筆記方法のひとつで、公文書の作成など多くの文字を書き記す必要がある際に用いられていました。

少量の墨を細い筆に吸わせて記載するのが一般的な方法なので、細く小さい文字を綺麗に書くことが出来るのが利点です。その反面、墨の吸わせ過ぎや筆への圧力のかけ過ぎによる書体の崩れが起きやすい筆記方法でもあるので、綺麗に仕上げるためには高度な技術力が要求されます。

書道でも書き方が難しい筆記方法として扱われていることから、筆と墨による記述に慣れている人でなければ綺麗に書くのは簡単ではありません。また、専用の細い筆を使うことが多いので、筆記用具の扱い方にも気を配ることが重要になります。

現在の生活において連綿式の記載は美術品へのサインなど特別な目的で行われるのが普通です。また、手紙を作成する際に古風なイメージを演出する方法として用いられることもありますが、通常の書き方とは異なる字体になることから、連綿に関する知識が無いと判読が難しい点を注意する必要があります。

連綿は書道の基礎を学んだ人が行うことで綺麗な仕上がりにすることが出来ます。初心者が行っても単に文字が崩れた書道にしかならないので、墨書きの基本的な作法や技術を正しく理解することが大切です。特に連綿を使って手紙など第三者に読ませる文章を作成する場合には必ず手本に沿った、正しい字体を保つことを心がけます。

連綿は文字通り途中で途切れさせてはいけないので、墨の量や書き方についても入念に練習を繰り返すことが重要なポイントになります。

書道に用いる半紙は吸水性が高く滲みやすい特徴があるので、筆に吸わせる墨の量には細心の注意を払う必要があります。また、墨の品質や筆の毛先の状態が悪いと滲みやかすれなどの不具合が生じるので、未熟な初心者は特に書道用品の管理に気を配って良好な状態に保つのが上達への近道です。