筆耕

令夫人の使い方

「令夫人」と記された案内状や招待状など見たことはあるけれど「令夫人」の意味や、正しい使い方を聞かれるとわからないと答える人は多いです。

「令夫人」の意味は「他人の妻を敬っていう言葉」または「貴人や他人を敬い、その妻のことを表す言葉」をいいます。

令夫人はどのようなときに使うのか

ではどのような時に使うのかというと、例えば「挙式や披露宴に招待したい来賓客がいて夫婦で出席してもらいたい」場合には奥様の名前を書きます。しかし夫婦で出席してもらいたいけれど招待客の奥様と面識がない、そんな時には「令夫人」と書きます。

つまり招待したい夫婦の奥様の名前がわからない、という時に使うのです。他にも「御令室様」と表現したり書くことも出来ますが、一般的には「令夫人」という言葉を使うことが多いです。

令夫人を使うときの注意点

こで注意しなければならないのは「令夫人」と使うにはルールがある、ということです。

招待する側の「親族」や「友人」には使えません。それはなぜなのかというと一般的に使う「様」も敬う意味を持っていますが、その「様」よりも上の敬称が「令夫人」だからなのです。

もう一つ気をつけなければならないのは「令夫人」という表現は「敬称」だということです。

「令夫人」という言葉自体が敬称ですから、「令夫人」という言葉に「御令夫人」と加えたり「御令夫人様」と「御」や「様」を付け加えることはしなくていいのです。丁寧に表したい気持ちからこのような表現をしてしまいがちですが、くれぐれも使い方を間違えないように気をつけてください。

案内状や招待状などに「令夫人」と書く意味や敬称である、ということがわかった上で更に気をつけて欲しいことがあります。

令夫人を書く位置

来賓客と令夫人の書く位置です。

名字を書いた下に招待客と令夫人の書く「位置と高さ」を揃える、ということです。招待客であるご主人より上にも下にも書かないでください。位置はとても重要であり、全体のバランスを崩すこともあるからです。

このように案内状や招待状など特別な事柄に使う「令夫人」という敬称ですが、挙式や披露宴の座次表にはどのように表現したらいいのでしょうか。特に会社の上司や取引先の招待客に肩書きがあったなら、奥様の表現の仕方にも影響してくるのではないかと思う方もいます。しかしこの座次表も「令夫人」と書いても問題はないのです。

このように表現の仕方一つにも気を配らなければならないのは大変ですが、知っていること、また使う意味を理解しているということは何時でもプラスになります。